2007/04/27

え、もう討論会!?

26日に民主党の大統領候補によるテレビ討論会が行われた。

いや、いくら何でも早いですよね。

そんなこんなで(?)、気がついたら前半がもう終わってしまっていた。そこで、この際トランスプリクトも報道もしっかりチェックせずに、後半を観戦した直感的な感想をいくつか。

トップ3についていえば、「まあまあ」といったのが正直なところ。自分で驚いたのは、あまりに露出が多いからか、「どれもこれも古い顔だなあ」と感じてしまったことである。こんな選挙戦(失礼!)があと2年近くも続くと思うと怖くなる。後半になってゴアやギングリッチがでてきても、全く新しくないし。

まあ、ヒラリーは仕方がない。むしろ、経験を売るのが戦略だろうから、それでも良いのかも知れない。しかし、オバマのパフォーマンスにいつもの輝きが感じられなかったのは気になる。短い持ち時間では、「型」に持ち込み難いのだろうか。話し方にも、どことなくたどたどしさが感じられた。クシニッチとの「対決」では一瞬輝いていたが、正直物足りなかった。

その点エドワーズは、答え方としては、上手く質問を利用して、自分の主義主張を展開していたように思う。但し、4年前からの成長を印象づけようとしていたのか、妙な落ち着き具合が逆に心配になった。結局のところ、若々しくないエドワーズというのはどうなんだろう?

一番ドッキリしたのは、「あなたにとって精神的なリーダーは誰ですか?」という問い掛けに、エドワーズがしばし絶句してしまった時。頭が真っ白になってしまったように見えてドキドキした。どうにか無難な解答(神、妻、父)は引き出したが、やはりエドワーズは疲れているのではないだろうか…

対照的に印象が良かったのは、ドッド、バイデンの両上院議員。よどみないしゃべり方といい、威厳のある態度といい、「大統領らしさ」では際立っていた。泡沫候補スレスレなのがもったいない。一方で、同じスレスレ候補でも、話があちこちに飛んでしまったリチャードソンとは随分な違いだった。良い人そうな雰囲気はあったが、ループ・タイもしていなかったし。

それにしても驚かされるのは、4年前の大統領選挙でも、このタイミングで討論会が行われていたことである。特段今年が早いという訳ではないのだ。現職の任期がまだ2年近く残っているというのに。

でもって、来週には共和党候補の討論会も開かれる。

確かに、ブッシュがやけに弾けて踊り出してしまう気持ちも、分からないではない。

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