2007/03/04

「かかしと召し使い」

さすがに日曜日は一休みということで。

読まなければいけない大量の本に睨まれながら、子どもが図書館で借りてきた本を読んでしまった。いわゆる逃避という奴だ。

フィリップ・プルマンの「かかしと召し使い(The Scarecrow and His Servant・金原瑞人訳、理論社)」は、雷の直撃で命を宿したかかしと、見なし子ジャックの冒険譚。頭がかぶで出来たかかし卿(途中から椰子の実になるが…)の珍道中は、どこかドン・キホーテを思わせる。

ストーリーを書いてしまうのはルール違反なので、わき道の話だけ。

行き合った軍隊の行進に魅せられたかかし卿は、入隊のための筆記試験に臨む。結果は見事に全問不正解。がっかりするジャックは、担当の軍曹に、「少しも賢いところがないから兵卒にも軍曹にもしてやれないが、将校にしてやった」と言われる。かかし大尉の誕生だ。軍隊の指揮なんて全くわからないのだが、「大抵の将校はそんなもので、だからこそ軍曹なんてものを作った」んだそうだ。

いや、何かの比喩を語っているんじゃありませんよ。何と言っても、休日の貴重な逃避ですから。

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