2007/03/15

March Madness !

堅い話題の連投だったので少々軽めに。

3月11日の日曜日は、いわゆるSelection Sundayだった。全米大学バスケットボール大会の出場・組み合わせの発表である。在米経験のある方はご存じだと思うが、この大会を巡る盛り上がりは尋常ではない。

何せMarch Maddnessである。この話題で盛り上がれるかどうかで、近所付き合いや職場での住み心地が変わるといっても過言ではないのだ。

そして、尋常でないものを放って置けないのが、米国の政治である。

早速議会情報の専門サイトでは、どの下院議員の地元に出場校があるかを一覧にして分析している(Giroux, Greg, "CQPolitics Study Shows Which Lawmakers Will Be Most Partisan — in NCAA Tourney", CQ Politics, March 12, 2007)。出場校は65、議員は435だから、議員によって運・不運はある。なかには地元から複数の出場校を出している議員も5人いる。デュークとノースカロライナ大チャペルヒルの両名門を持つ議員なんていうのもありなのだ。議員の間では、地元校同士の対戦をネタに、名産品をかけたりして盛り上がるらしい。

しかし、良くここまで調べたものだ。選挙区別に見ると、民主党(37)の方が共和党(23)よりも多いそうだ。理由は、大学の多くが都市部にあり、都市部はリベラルだからだと分析している。って、分析するなよ。

もちろん大統領選挙だって放ってはおかない。マッケインのホームページをご覧下さい。ここでは、自分でbrcketを作って、マッケインのそれと比較できる。bracketというのは、トーナメント表を使った勝ち負けの予想。全米の職場で盛り上がるのはまさにこれ。

まあ、何に使うかは、御想像にお任せします。

マッケインのホームページでは、的中率が高かった応募者に、2008キャンペーンのマッケイン・グッズをプレゼントしている。一等はマッケイン・フリース、二等はマッケイン・ハット。

素敵だ。

我こそはと思う方は如何だろう。bracket等の情報はここにある。選挙権がなくても参加できるかどうかは、今一つ自信がないが、マッケインの読みは是非知りたいところだ。

そういえば、最近の米国の選挙では、データ・マイニングの手法を使って、「ボルボに乗る人は民主党寄り」みたいな情報から、潜在的な支持者を割り出して選挙運動に活用している。

あなたの作ったbracketも、立派な選挙戦の情報になるのかもしれませんよ。

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