一目瞭然!
連休後半。暖かくて良い天気である。そんな日に、朝の9時からPCで共和党の討論会をみるのは、どう考えても正気の沙汰ではない。
それでも見ました。家族の冷たい視線を浴びながら。
感想は、この写真をご覧いただければ一目瞭然ではないでしょうか。
意味もなくYMOの「増殖」のジャケットを思い出してしまった。
全員男。白人。ダークなスーツ。話す内容も、「レーガン」「Faith」「Value」...
これぞ共和党。
こういう人たちがそろった討論会は、だんだんそれぞれの見分けがつかなくなってくる。それなりにバラエティーがある民主党の討論会とはずいぶん周波数が違う。思えば共和党が本格的に大統領候補を争うのは12年ぶり。ブッシュの前2回はほとんど楽勝だった。だから、「これぞ共和党」という絵柄をようやく思い出した気がする。
はっきりいって辛い。
一応勝者をあげるのならば、ロムニーだろう。動いているロムニーを久しぶりに見たが、堂々としたしゃべり方、適度なユーモアには「大統領」の雰囲気がある。嫌みなくらいだ。泡沫スレスレ組では、ブラウンバックやハッカビーも良かった。保守派の候補という感じで説得力がある。
それにしても、レーガンの引用でやたらに出てきた「optimism」は場にそぐわなかった。どうみても共和党の候補者からは、ネガティブなオーラが発散されていた。
総じて新顔が多いし、しゃべりも上手い(トンプソンだけはやけに暗かったが)。笑いだって少なくなかった。それなのにここまで停滞感を感じてしまうのは、今の共和党の置かれた状況に感情が行きすぎているからだろうか。
おそらく、共和党の候補者が輝くのは、民主党の候補者と対峙したときなのだろう。そう思いたい。
日光を浴びて自分を消毒したくなってしまった。
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