2007/12/31

Gazillion Bubble Show

週末に家族を連れてGazillion Bubble Show というショーを見に行った。バブル、つまりは、いろんなシャボン玉を作る芸人の出し物だ。たかがシャボン玉といっても、600人弱の観客を相手にたった一人で1時間半飽きさせないのだからたいしたものだ。もちろん子供向けのショーだが、クライマックスに客席に大量のバブルが飛んでくると、大人も思わず笑顔で手を伸ばしてしまう。ナレーションでも言っていたが、バブルは子供だけのものではない。とても魅力的なのだ。

バブルの魅力は、その儚さと裏腹の脆い美しさにあるのだろう。細工の施されたどんなに頑丈そうなバブルも、必ず消えていく運命にある。解説では、バブルは極めて繊細なので、微細な埃によっても壊れてしまうと言っていたが、何千ものバブルの崩壊を見続けて気付いたのは、むしろ多くのバブルは自壊していくということだ。膨らんだバブルの下部には、次第に水分が集まってくる。自らの重みに耐えられなくなったバブルはやがて破裂する。その過程を美しく見せるには、演者もしくは観客が人為的にバブルを壊すしかない。

こちらのショーだけに、音楽やレーザー光線の演出などは華やかなもの。それでもバブルは消えていく。

仕事柄とはいえ、「何もバブルのショーを見に行く必要はないよな」と思ったのは帰り道になってからのこと。夕暮れ時に立ち寄ったロックフェラーセンターの展望台では、センターの建設は失業者救済に一役買ったという解説があった。

31日はこちらの仕事納め。といっても、通勤電車はさすがに空いている。

来年はどんな年になりますか。引き続き宜しくお願い致します。

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