On the Town
4年半ぶりに居住者として訪れた米国はやはり米国でした。宿泊するはずの短期アパートは到着前日にキャンセルされ、契約が始まっているはずの借家にはなぜかまだ大家が住んでいる。携帯電話を買いに行けば、先方のトラブルで全て片付くまでに1時間。しかも戻ってインターネットでアカウントを見直すとまだ間違っている。
これでこそ米国です。
それでも寒風吹きすさぶマンハッタンを歩き回っていると、信号無視のやり方も次第に思い出して、自然にテンションが上がってきます。歩道が広いからか、携帯を打ちながら歩いている人がほとんどいないからか、リズムが合えばどんどん進めます。
話は逸れますが、米国人は子供に「信号をちゃんとみろ」とは教えないそうです。あくまでも見なければいけないのは「車」。互いの意志を確認して、ぶつからないようにするのが米国流。人身事故は少ないそうです。自動車同士の場合も、互いに事故を避けようと行動する。事故になってしまえば、一方的にどちらが悪いとはならず、双方の自動車保険料が上がってしまうだけなのです。
短期アパートの一室ではCNNをかけっぱなしにしています。今日はパキスタンの非常事態宣言のニュースで持ちきり。大統領選挙のニュースもありますが、日本で受けていた印象と同じく、もう一つ盛り上がりに欠けているような感じです。ケーブルテレビが発達している米国では、ニュースを見ない人は全く見ないで日々が過ぎていきます。
他方でプロの間では来年を視野に入れた動きが活発です。成田空港で偶然再会したDC時代の同僚(米国人)は、ロビイストとして日本の某官庁向けに選挙後の見通しを報告した帰りだということでした。私も来週にはDCに入る予定です。
強い風はハリケーンの残滓がマサチューセッツ方向に進んでいる影響です。もう少し冬であれば、フロリダ方向から北上してくる嵐はnor'easterといわれ、大雪の原因になります。
この国にいつまでもいられるわけではないのですから、本格的に冬が来る前にこのページも本格的に復活させなければなりません。復活の狼煙とはいきませんが、まずはとりあえず生息のご報告まで。
3 件のコメント:
お、早いですね。生活の基盤がうまく落ち着きますように。
大統領選挙の投票日までちょうど1年、ですね。
お疲れ様です。
アメリカでのご活躍、応援してます。
最後の日にはご挨拶も出来ず失礼しました。
無事、アメリカに着かれましたか。
そちらは、選挙モードだとは思いますが、生活の基盤を整えて、頑張ってください。応援しております。
尚、拙ブログ名が変わりました「forrestal@回顧録」です。
どうぞ、今後ともよろしくお願い致します。
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